日本軍「慰安婦」問題解決のためのアジア連帯会議が1720日、ソウルで開かれ、「慰安婦」問題解決のための共同行動を決議し、共助方案を討議した。20日に行われた閉幕式で採択された決議文では、昨年1228日の「合意」は日・南両政府が主張する「最終的かつ不可逆的な解決」には成り得ないと宣言。「合意」の問題点を国際社会に周知させるとともに、日本政府に対してすべての被害者の問題を解決することを求める運動を展開していくとした。
160603慰安婦問題(ソウル大会)

会議では、中国、台湾、日本などの活動家らが、日・南「合意」について一様に批判し、日本軍性奴隷制問題の解決をめざす各国における取り組みについて報告した。

19日午前に開かれた記者会見には、南朝鮮、フィリピン、東ティモールの性奴隷制被害者らが登壇し、自身の被害について証言し、日本政府に対して公式謝罪と法的賠償を求めた。

南朝鮮を初めて訪問した東ティモールの被害者は、「『慰安所』では性交渉を強要される一方、伝統舞踊や歌などの娯楽を提供することも強要された。自分が狂っていくように思えた」と明かし、「自分の体験を話すことを恥ずかしいとは思わない。日本政府の謝罪と、被害者の生活に関心を持ってくれることを望む」と話した。